【こころもからだも痛い】恥骨結合離開
安静にしているけど 治りません
助産師 いくじコーチの木下です。
最近、お問い合わせ増えています。
Q 出産終わったばかりで 入院中です。出産後歩けなくなってしまいました。
恥骨結合離開と診断されました。退院も延びている状態です。
これから先のことを考えると、とても憂うつです。どうしたら良いのでしょうか。
A ご出産おめでとうございます。
大役を果たされて ホッとしたのも つかの間
予想外のことが起きて、こころもからだも休まらない状態ですね。
病院受診して、安静にしていてくださいと言われました。
動くと痛いし、じっとしていますが 全然良くなりません!
と連絡を頂くことが少なくありません・・・
いつになったら 歩けるようになるんですか
恥骨結合離開とは
からだを動かそうとすると、恥骨(からだの全面 真ん中ラインの一番下にある固い骨)のあたりが激痛!症状のひどい方は、後ろずさり(バック)はできるけど前に歩くことができない という状態になります。
じっと 寝ているあいだは、痛みもほぼないのですが動くのがつらいです。
恥骨は 二つに分かれていて、その間はじん帯で繋がっています。
出産のときに、そこに強い力が加わって正しい位置から離れたり、ずれたりしている状態です。
赤ちゃんの頭と骨盤のサイズが合わなかったり、
急激にお産が進んでしまって、骨盤に強い力がかかったりしたことでおこることが多い状態です。
安静にして様子を見るように言われることがおおいですが、それだけでは、その期間授乳や赤ちゃんのお世話(オムツかえや抱っこなど)もままならず、焦りや不安から精神的な負担が増えてしまいます。
なるべく早く
・痛みを感じないようになりたい
・赤ちゃんの世話をしたい
・ふつうに動きたい
そう思いますが、安静にしているだけでは数か月動けなかった
という方も多いです。
事例紹介
▶出産後2カ月のはじめてママ Oさん
出産後すぐから、痛みが強くベッドで寝がえりができなくなった。歩くのも前には進めずうしろ向きに足を引きずりながらゆっくりうごいていました。出産後、全然よくなる気配がなくあきらめかけていたところに、トコちゃんベルトを試してみようと思い、連絡しました。
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もともと、小さい頃からすごい肩こりと頭痛持ちでした!といわれるOさん。
退院後も、ご実家で、体調の悪さと戦いながら過ごしていましたが、
「一生このままかも?と不安になった」
と、依頼がありました。
もともとの姿勢も悪く、体調はずっと悪かったそうですが、整体とトコちゃんベルトの利用で、からだが軽くなったとのこと。
3回目の施術後には、出産後初めてお風呂に入れた!と喜ばれました。(浴槽をまたぐことができるようになった)
出産後は、出産を楽にするために出るリラキシンというホルモンが残っているのでじん帯が緩んでゆがみやすかったり、戻りやすかったりします。
この時期に、上手にケアをしていると妊娠する前よりも体調が良くなりますよ。
▶退院後1日め 三人目の出産 Kさん
「2人目の産後も、やや調子悪かった」と言われるKさん。今回は、絶対に休めない!と退院翌日に連絡がありました。「すり足でゆっくりなら痛みを我慢しながら歩ける」と言われますが、その体で昼間は赤ちゃんの世話をしながら過ごしています。
上のお子さんたちは、ご主人が保育園の送り迎えをしながら、ご実家で食事やお風呂を済ませて帰ってくる生活で何とか頑張っているところです。
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妊娠中から腰痛もあり、体調もすぐれなかったが頑張れていたから・・・とおっしゃいます。
恥骨結合離開に苦しむ方は、本当に、頑張り屋のママが多いです!
整体後、トコちゃんベルトをまくと、今までよりスムーズに体が動ける!と感動されました。
しかし、頑張りすぎは禁物です!!
<からだを冷やさないこと> <頑張りすぎないこと>
定期的に訪問を続けながら、必ず 耳元でささやきを続けました!!
▶出産後1か月の初めてママ Mさん
愛知県から里帰り出産でした。ご主人のお仕事の都合もあり、「2か月目には自宅に帰る予定だったのに...と、計画どおりにいかない焦りと、痛みで一日中イライラしていました。」
訪問当日、抱っこも短時間しかできず、すべてお母さんの手を借りないと何もできない!と自信を無くしていらっしゃいました。ベッドから起き上がるのも一苦労で、介護用の電動ベッドを利用されていました。
い全身の緊張や、冷えも強く、循環が悪くなっていました。おっぱいも吸わせることすら難しく少しお口に当てることができるのも一日に数えるくらい...でも赤ちゃんはとてもやる気がありました。
初回訪問で、整体でからだがゆるみ、循環もよくなってきました。
いろいろとお話をしていると、表情も和らぎ 笑顔も見えるようになりました。
トコちゃんベルトで支えると、とても安心感がある!痛くない!と、ゆっくり動けるようになりました。
ご家族が「ほっとした!」と、喜んでいらっしゃいました。
最初の1週間は、2日おきの施術に伺いました。
その後は、ベルトをしていれば痛みもなくなり、授乳や赤ちゃんの世話にも意欲が出てきました。
だんだん、施術の感覚を伸ばしながら、不安な時は連絡を取りながら・・・順調な回復ぶりでした。
ご主人のもとへ帰る予定の日が近づくにつれて、より明るく元気になられて、体調も回復が早まってきました。
家族の方からは、もう少し先延ばしにした方が良くないかという意見もありましたが、ママは自信たっぷりでご自宅に戻られました。
くれぐれも、無理されないように!
と、お話はしましたが・・・^^
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